「ひとり会議」

主に「人と組織に」に関すること

「ライフスピーチ と 働く意味」を殴り書く

私の生きる中でやりたいことの1つは、
”働く人すべてが活き活きと生きれる社会をつくる”ことです。

 

私は宮城県の田舎町で、小学校までは山や林で鬼ごっこをしたり、川で魚とりしたりとのんびりした生活をしていました。1998年、中学2年生のときに初めて授業でPCでシューティングゲームしたときの衝撃を覚えています。なぜ、PCの画面で操作されたものが動くのか、それがCD-Rからインストールされるものと知り、その仕組みを学ぶために、PCを専門書を読んだり、その当時詳しかった先生に教えてもらったり、その後インターネットに触れ、”知らないことを知ることの加速”に、楽しみを得た経験でした。

その後、興味が出てきたプログラミングを学べる高校に進学すると、先輩やインターネットを研究する先生や先輩に比べ、自分が知っていることはある一部であることに気付いたのです。と同時に、知るための仕組みに入らないとそもそも「知っている状態」と「知らない状態」のGAPを体感した出来事でした。

(当時はこの言葉ではありませんでしたが)

 

GAPは「情報の非対称性」の構造でした。
その後、私の中では、生活では GAPを意識すること は日常になっていきます。

学生生活でも「知っているひと」と「知らない人」をつなげる リアルなコミュニティ、インターネットコミュニティ(mixi掲示板)を運用(自分がバブになり、架け橋になる)ことでGAPが解消をされ、「知れてよかった」「教えてくれてありがとう」が生まれる場をつくれた体験にもなりました。

その後、私は、千葉の大学に進学し、東京で就職します。就職活動時には、整備されていないレガシーな業界に興味を持ち、その当時好景気で伸びていた人材業界、景気に後押しされた大量生産をするメーカー、中古流通が増えてきた不動産を中心に就職活動をし、人材業界に入ります。

そこで体感するのは、瞬間的な利益を上げるための業界の構造でした。例えば派遣や紹介ビジネスだと横から見て多くの事例を見ている コチラ(斡旋する)側 からすると、何を話せば、どこに斡旋できるかをコントロールできました。そして、思考が「利益を出せるか人、出せない人」に思考が硬直していった人たちが多くいました。いつのまにか、僕もその1人だったのです。(決して人材業界の構造の否定ではなく、自分のスタンスへの振り返りです)


会社や個人としては利益がでますが、そこで生成されたのは、長期に見て日本経済にとって負の遺産だったのかもしれません。まさに斡旋した方から「こんなキャリアを積みたくなかった」「なぜこの提案をしてくれなかったのか」と面と向かって、悲しい声をぶつけられたこともありました。


また、国際的に見た時に主要先進国では、就業者1人当たりの生産性が最も低い水準となっていることも知り、大きな課題と捉えると同時に、伸び代があると気付けたことは幸いでした。


人材業界から離れ、日本の中でもより構造的な「悲しさ」が多い業界にに関わりたいと思うようになり、(当時)レガシーな業界の1つ:不動産業界に足を踏み入れました。その後、インターネット業界のメガベンチャーで働く人とその組織に関わってきました。

特に不動産業界は年々、情報の見える化を推し進める仕組みを構築していくプレイヤーが増え、段々と情報の非対称性が減り、働く人のバリュー(提供できる価値とその報酬)が上がりつつあります。インターネット業界のメガベンチャーで働く人”たち”はどうか。自分たちの組織は段々とよくなりましたが、自分たちの組織をポジティブに変化させただけでは社会へのインパクトは低いと痛感したことでもありました。(世界から考えるとインパクトは低い+自分の影響力の不足もある)

 

では、何をどう変えなければならないかというと、
日本で仕事のことを考える、仕事を探す、能力を活かす、の周囲の「構造」です。

 

例えば、日々の修練(教育や学習)が就職活動に直結し、自分のスキルや能力のevidence となる。それをもって就職活動にできる。常にオープンにされ、求職者は、自分があう組織に出会えるようになる。逆に、企業も努力が求められるようになる。この構図をつくりたい。

現在、労働者獲得のマーケットは、レモン市場になっていて、下記のことが起きている。

・売り手(労働者)と買い手(企業)に情報の非対称性がある
・買い手(企業)は品質(労働者)の良し悪しを判断できなくなる
・品質(労働者)の良い労働者は、市場では売れなくなり、市場に出回らなくなる(場外売買される) 

適切な情報がオープンにされることで、労働者獲得のマーケットが適切になる。そして、良し悪しが誰もが判断できるようになる世界をつくりたい。

 

またその先で、労働者と企業の情報がオープンになることによって、

『何のために働くのか、自分のスペシャリティは何に活きるのか』を考えられる示唆となる。

 

”これから社会を担う人たちは、働く前から働くことを考える、そしてどう生きるのか”を自ら決めていけるような、個々のパワーが最大限になる世界にするために、仕組みを変えることで影響を早くに与えていきたいと考えている。

 

まずは働く人の情報の非対称性のミスマッチを減らすこと、
日本で働く人のパワーを引き出し、この力が最大限に活かさせる社会をつくっていく。

 

・・・につながることをやっていきたい、と殴り書いておく。

 

(キングダムを読んでいたら、想いが溢れてきたので殴り書いた。)

読みにくいところもあるので、ごめんなさい。 

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キングダム 427話|

「人のもつ本質は ー 光だ」

「形や立場が違えど、皆一様に自分の中心にある"光"を輝かせて死んでいった。そしてその光を次の者が受け継ぎ、さらに力強く光り輝かせるのだ。そうやって人はつながり、よりよい方向に前進する。人が闇に落ちるのは、己の光の有り様を見失うから。見つからず、もがき、苦しみ、悲劇が生まれる。その悲劇を増幅させ、人を闇へ落とす最大のものが戦争だ。だから戦争をこの世から無くす!」