個人として「コロナを収束させるため」にやること、不安にならないために考えはじめること
政府や会社、社会が変化することを求める一方で個人として何ができるかを立ち止まって考えてみたい。
2019年12月31日に中国・武漢で原因不明の肺炎が相次いで発症し、今年2020年1月9日には新型コロナウイルスが検出された。
その後日本では、、1月16日に武漢からの帰国者が陽性反応が出たと発表され、初の感染者となった。
1月31日WHOが「緊急事態宣言」を出した。国内では感染が拡大していき、大型リゾートや交通インフラ、教育機関などの運営が縮小、休止されていく。4月に入り全世界的な拡大と国内の感染拡大が見えてきたことにより、国内全域の緊急事態宣言も宣言されて、すべての国民が活動自粛を求められている。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う全国規模の活動自粛がもたらしたこと、これからもたらすことは、国内で生活をするすべての人にとって、異なる形で影響を与え、影響の度合いも人それぞれ違う。
何を優先するかについては、できる・できないもあるのだが、
個人として、感染拡大を”止血”、”治療”、”再構築”をしていくために、
半径10メートルの安全を最優先して考えてみたい。
『シン・ニホン』の著者:安宅さんは、こう説く。
1) ”止血” = 現状の急速な悪化、システム停止を止める
2) ”治療” = このような状態でもある程度の対応力を持つようにする
3) ”再構築” = 今起きている変化の本質に即し、系(システム)を作り直す(SOURCE:そろそろ全体を見た話が聞きたい2、安宅和人さん: 脳神経科学とマーケティングの間に棲息のブログから)
これを個人として、考えてみたい。
1)”止血” = 現状の急速な悪化、システム停止を止める
□現状の急速な悪化を止める = 家庭内、家庭が接する範囲を最小限にし、感染を防ぐ
- 家庭内のすべての人の行動を特定する
- 外出から戻ったときに、どこに接するかを特定し、消毒する。
- 現在、家庭内にウイルスを保有していないないと考えるならば、外から持ち込まれることが主な感染経路となる。
具体的にどのようにしたかをシェアしたい。
▼自分が保有したウイルスがどこに付く可能性があるのかを特定する
※同居者がいるならば、どのように動くかを互いに見て、特定するのがオススメ。
■感染可能性のある場所の特定
帰宅シーンから手洗いするまでを考える。
- ドアノブ
- ドアのカギ
- 玄関の電気
- 洗面所の電気
- 洗面所の蛇口
- ハンドソープの押す所
▼外からの感染を防ぐ
■輸送されているものからの接触感染防止する
郵便、宅急便などの配達物は、すべて玄関で留める
▼生活に必要な外出をするときしていること
- 紙幣や硬貨は使用しない、すべてキャッシュレスで決済する
- スーパーの袋を使用する。エコバックは使わない。※アルコールが家庭内に潤沢になれば再開するかもしれない
- 外食しない
- 寄り道しない
□システム停止を止める = 資源獲得をどう継続するか
(※業種業態によってもそれぞれができる状況は違うと思うので、考え方の参考になれば)
資金(Salaryの場合)
- 就業規則と会社の労働環境の整備をし、仕事が安全に続けられるかどうかを考える
- どうすれば長期的に会社が続くか、赤字を生まずに継続できるかを提案、実行する
食料、生活用品
- 家庭内で必要な物資の量を特定する
- 購入頻度を決める
情報(※見ている情報をつけておきます)
- 過度な情報を取らない
- 何の情報が必要なのかを決める。
- 地域・教育施設・交通インフラなどの感染者の拡大状況
- 必要な情報量を決める
- どこから情報を得るかを考える
- (情報の頻度と閲覧先:1次情報であるほどよい)
▼私が見ている情報
<室内にいるとき>
・COVID-19 Japan 新型コロナウイルス対策ダッシュボード
目的: 対策病床使用率を見るため。
・新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の対応について|内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室
目的:人流の減少率、政府が把握している最新の情報、政府・自治体の取り組み
<外出前>
・Yahoo!地図
「Yahoo! MAP」アプリ、ウェブ版「Yahoo!地図」上で、混雑度を色で段階的に表現するヒートマップとして確認できます。
・体調
- 一定のリズムで毎日を過ごす
- 適度な運動をする(今なら、youtubeを見ながら運動できる)
- 誰かと話す習慣や時間をつくる
2)”治療” = このような状態でもある程度の対応力を持つようにする
・仕事
- 短期的には、自宅で仕事ができるようにする
- 複数の仕事ができるようにする
・金融
- 資産の運用をする
・情報とマインド
- 多くの2次情報源に触れない
- 1次情報に触れる
- 思考のすべてをコロナにしない
- 危機(新型コロナウイルス感染)の予防をすることばかりに気を向けない
3)”再構築” = 今起きている変化の本質に即し、系(システム)を作り直す
・首都圏で生活し、出勤し、協働するのがよいかどうかを考える
例えば、出勤しなくても、資金や物資が得られる仕組みをつくる
まずは考え始めることから、スタートだ。
これからの人生で、今日が一番若い。下や過去を向いてばかりいられない。
何かを始めるのに遅すぎるという事は絶対にない - ROOKIES 川藤幸一 -
希望は未来にあるし、僕らの意思の先にある。
だから、着実に目先のことから着実にやっていこう。
「千里の道も一歩から」 - 老子 -老子は「大きな大木も、元をただせば小さな芽から始まって生長した。九階建ての大きな建物も、最初は一抱えの土を運ぶ仕事から始まった。千里の道を行くのも、足元の小さな一歩から始まる」と言っています
Baby Steps to Giant Strides
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参考:
キーワード
- 行動変容を求める
- シナリオ:あと数年「ウィズコロナ」で生きていく
- 公衆衛生と労働衛生
宮宅和人が提言する5つの課題領域
①COVID対応
②基本コアシステム
③OS的なインフラ機能
④お金
⑤ルールづくりコロナ禍が長期化する前提で考えると、今後は安宅さんが提唱する開疎化の4つの方向性を所与のものとして設計・決断する必要がある
・密閉(closed)→ 開放(open)
・高密度(dense)→ 疎(sparse)
・接触(contact)→ 非接触(non-contact)
・ヒトが物理的に動く社会 → モノが物理的に動く社会