これからの生活のベースとなる”公衆衛生”とは何か
新型コロナウイルスの流行は、社会・経済 -生活をするすべての人に影響を与えている。その前提をも変えている。
その議論の中で、大きく考え方のベースとして変わるものが”公衆衛生”である。
意識をして体当たりをしてみないと(フィジカルの意味ではない)理解できないと思うので、Afterコロナ・Withコロナの近い将来重要なファクトとなるので、公衆衛生とは何なのかを理解してみたい。
公衆衛生とは・・・
広辞苑によると
「国民の健康を保持、増進させるため、公私の保健機関や地域・職域組織によって営まれる組織的な衛生活動」とある。
また (認定)特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会*1から言葉をお借りすると、
公衆衛生「Public Health」は、「人間社会の健康に関わる諸問題に集団的に対応すること」とされ、人々を集合としてとらえ、市レベル、町レベル、場合によっては国レベルで対応策を考える事を言います。
具体的には、日本では、母子保健、伝染病予防、生活習慣病対策、精神衛生、食品衛生、住居衛生、上下水道、屎尿塵芥処理、公害対策、労働衛生など
簡単に言い換えると、
「日本に住む人すべてが健康・安全に活動ができる、生活の仕方(生活様式)」と考えることができそうだ。
「コロナ禍で変化している ☓ 定着しそうな」個人生活
現在、コロナウイルスという外部要因によって変化している & これから定着しそうな生活の仕方にはどんなものがあるか。*2
手洗い、うがいの習慣化
- 外出から帰ったら、まず手や顔を洗う。着替える、シャワーを浴びる。
- 手洗いは30秒程度をかけて水と石鹸で丁寧に洗う
咳エチケットの徹底
身体的距離の確保
- 会話や食事は十分な距離を取る
- スーパーなどで列を作る際には、一定(1M以上)の間隔を保つ
体温測定・健康状態チェック
- 毎日の体温測定をする
- バランスの良い食事を取る
環境づくり
- こまめな換気できれいな空気を保つ
- 身の回りをこまめに消毒をする(スマホ、PC)
一定、定着期間していきそうと感じるが、2001年 / 炭疽菌(バイオテロなのでちょっと異なるが..)、2003年 / SARS、2009年 / 新型インフルエンザ、2014年 / デング熱と世界にとっては大きな影響があった体験であったが、これらは忘れされている!と言っていいほど。
人は忘れる生き物*3であるので、どのように生活様式(=ルール)を社会実装*4していくのかが重要なファクトである。
(一旦、忘れないように備忘録として記載しておく)
参考:
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